トリノから北東へ37キロ、羊の群れを見守ったあとは
間違いなくピエモンテいちのショコラティエ&パティスリー、
Fabrizio Galla(ファブリッツィオ・ガッラ)へ。

正真正銘、田舎にある。

ファブリッツィオとは、昨年10月の
伊勢丹イタリアフェアで知り会った。
宝石のように美しいマロングラッセは
飛ぶように売れていた。
今年にはいってオープンしたばかりの
ファブリッツィオの城は、
両親が営むレストランの裏手にある。

洗練されたショップは、ミラノやパリにあってもおかしくないくらい。
ファブリは34歳ながらチョコレートやケーキで世界中の賞を数々受賞している。
2007年には、パティスリーの世界大会、クープ・ドゥ・モンドに
イタリア代表選手として出場、ホールケーキで世界いちのケーキの賞を取った。

ショーケースには、粒ぞろいの一口サイズのケーキがずらり。

試食させてもらったなかで、この2種類が格別おいしかった。
カルヴァドスがきいたリンゴとアーモンドの軽い生地の、ナッシュヴィル(左)と、
カフェ風味のカラメルクリーム、ヘーゼルナッツのスポンジ、マスカルポーネクリームの
サブレ・アッラ・ヴァニリア(右)。

チョコレートスプレッドも自信の一品。
味しかり、パッケージもセンスがいい。

何を買っていこうかな、とショーケースをながらく覗き込んでいたら、
詰め合わせをプレゼントしてくれた。
なんてジェントルマン!

中には小粒の美味がいっぱい。

さらにリンゴのケーキも。
ダイスに切ったシャキシャキ感のあるリンゴに、アプリコットジャムの酸味。
生地のしっとりどっしり感もいい。
チョコレートの飾りの一工夫もさすが。

さらにさらに、レストランのみんなにと、
クープ・ドゥ・モンドで世界一になったケーキ“ジェシカ”も持たせてくれた。
チョコレート70%のムース、ティラミスクリーム、
マンゴとパッションフルーツのカラメル、
ヒマラヤの赤い塩を効かせたヘーゼルナッツのカリカリの生地など
8層になっている。
ファブリは、すべての層を一度に食し、
そのマリアージュを楽しむことを大切に考えている。
東京でイデミ・スギノさんのケーキを食べて、とても関心していた。
さまざまなパーツで構成されたケーキは
フォークで切ってもばらばらにならず、一度に楽しめる。
これって、なかなか難しいこと。
ファブリがミニョン(一口サイズ)を提供しているのは
こんな理由もあるのかな。
それにしても、あの田舎であんなに洗練されたお菓子を生み出しているのにびっくりした。
まわりに何がある?ときくと、
「肉屋と散髪屋と、うちのレストラン。」
・・・・
保守的なイタリア人、自分の町や州から出ていく人は本当に少ない。
それが、この超田舎から出て、州、国を出て、世界レベルにまで上り詰めていくのは
そう簡単なことではない。
来年はサロン・ド・ショコラに出れるといいね。
間違いなくピエモンテいちのショコラティエ&パティスリー、
Fabrizio Galla(ファブリッツィオ・ガッラ)へ。

正真正銘、田舎にある。

ファブリッツィオとは、昨年10月の
伊勢丹イタリアフェアで知り会った。
宝石のように美しいマロングラッセは
飛ぶように売れていた。
今年にはいってオープンしたばかりの
ファブリッツィオの城は、
両親が営むレストランの裏手にある。

洗練されたショップは、ミラノやパリにあってもおかしくないくらい。
ファブリは34歳ながらチョコレートやケーキで世界中の賞を数々受賞している。
2007年には、パティスリーの世界大会、クープ・ドゥ・モンドに
イタリア代表選手として出場、ホールケーキで世界いちのケーキの賞を取った。

ショーケースには、粒ぞろいの一口サイズのケーキがずらり。

試食させてもらったなかで、この2種類が格別おいしかった。
カルヴァドスがきいたリンゴとアーモンドの軽い生地の、ナッシュヴィル(左)と、
カフェ風味のカラメルクリーム、ヘーゼルナッツのスポンジ、マスカルポーネクリームの
サブレ・アッラ・ヴァニリア(右)。

チョコレートスプレッドも自信の一品。
味しかり、パッケージもセンスがいい。

何を買っていこうかな、とショーケースをながらく覗き込んでいたら、
詰め合わせをプレゼントしてくれた。
なんてジェントルマン!

中には小粒の美味がいっぱい。

さらにリンゴのケーキも。
ダイスに切ったシャキシャキ感のあるリンゴに、アプリコットジャムの酸味。
生地のしっとりどっしり感もいい。
チョコレートの飾りの一工夫もさすが。

さらにさらに、レストランのみんなにと、
クープ・ドゥ・モンドで世界一になったケーキ“ジェシカ”も持たせてくれた。
チョコレート70%のムース、ティラミスクリーム、
マンゴとパッションフルーツのカラメル、
ヒマラヤの赤い塩を効かせたヘーゼルナッツのカリカリの生地など
8層になっている。
ファブリは、すべての層を一度に食し、
そのマリアージュを楽しむことを大切に考えている。
東京でイデミ・スギノさんのケーキを食べて、とても関心していた。
さまざまなパーツで構成されたケーキは
フォークで切ってもばらばらにならず、一度に楽しめる。
これって、なかなか難しいこと。
ファブリがミニョン(一口サイズ)を提供しているのは
こんな理由もあるのかな。
それにしても、あの田舎であんなに洗練されたお菓子を生み出しているのにびっくりした。
まわりに何がある?ときくと、
「肉屋と散髪屋と、うちのレストラン。」
・・・・
保守的なイタリア人、自分の町や州から出ていく人は本当に少ない。
それが、この超田舎から出て、州、国を出て、世界レベルにまで上り詰めていくのは
そう簡単なことではない。
来年はサロン・ド・ショコラに出れるといいね。
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