
アルタナティブなピッツァ&発酵生地のスターシェフ、レナート・ボスコの店。
わたしのスターシェフ、てつがレナートの右腕としてここでメニューのアドバイザーをしていた。

新天地を目指し、今日で最後。ヴェローナでの仕事のあと駆け込んだものの、この日にかぎってはランチタイムは留守だった。(´・Д・)
それでも予約していてくれたので席につくとすぐデグスタシオンコースが始まり始まり。
ふわっふわの生地にとろっとろのブッラータにはじまり

カリカリもっちり生地のローマ風

カリッカリのダブルクランチ生地のプロシュットコットサンド

その名もエアリーなかる〜い生地にプロシュットとブッラータ

という4種の生地のコース。やっぱりすごいわ。ボローニャにもレナートが監修したピッツェリアがあるけどやっぱり本家はさすが。ここで使っている天然酵母、分けてもらえるの。絶対買って帰ろうとおもっていたのにすっかり忘れて、褐色でいい顔してるバゲットと、絶品のパネットーネの生地を使ったケーキを買い占めて帰路に。
シェフてつおはこのあとミラノ経由で2度目のペルーへ。アマゾンの食材発掘に前回習得した伝統料理のブラッシュアップをし、またミラノ経由で6月には東京へ帰り、いよいよ自分の城の準備に入る。次回一時帰国したらいくからね〜楽しみが増えた!

本日レオがみうよりひと足先に2才に。
はらぺこあおむしがお出迎え。

みう〜主役(後ろにレオ。)より目立ってる?
アーティストのママ、ユリアのかわいい演出&アトラクション

さすが〜うちじゃあとが恐ろしくてやらせてあげられないからなー

森の家で今度やってみよう

子どもたちの絵の具のあとに大人が絵を加えて完成させるのだ。

キッズのホームパーティ、これは楽しいね。

キッズがお楽しみのなか、大人は大人でたのしむのだ。

カルロが作った大量のカルチョフィーのコンフィは最高。わたしは最近開発、定番化したひよこ豆とチーズ入りポレンタと、スパイシーな野菜の一品を。

帰りはいつも肩車みう。あと一ヶ月半でみうも2才。
肩車もこれくらいのサイズがかわいい。

クマの親子みたいな後ろ姿、忘れない。

街自体がユネスコに登録されている。歴史的な建築物がたくさん、建築家の仕事もさぞ多いだろうと思ったら、やはり不況で修復の仕事は激減、店舗やフィエラなどの仕事がほとんどになってきたそう。

ヴェローナ屈指の建築プロジェクトスタジオArcadeのオーナー、マリオとコラボの可能性を思案。

毎年一度、慈善活動で超大物から新進気鋭まで気に入ったアーティストの展示をするそう。ミラノ出身の御年102才の建築家ルイージ カッチャ・ドミニオーニの展示をしたときのカタログには、彼が手がけたボローニャの物件の図案もあった。じつはここの修復の仕事のコンペにパオロもお声がかかってよーく知っているとか。世の中実に狭い。

緑の3猿に親近感。また来るよー。
わたしたちはべべのテラスで平和にランチ。

シチリアはパレルモのナチュラルワインのカンティーナ、Vino Lauriaからシチリア土着品種の赤、フラッパート。

濃い色に独特な果実味、しっかりしていながらさらっと飲める。魚料理にもぴったりな赤。

べべもパートナーのアンドレアもガーデニング大好き。何種類ものハーブがボーボー生えてる。トマトの芽もたくさん生えてきていた。毎年豊作で夏はトマトを買わずにすむそう。

あーでもこれは買ってきたトマトね。オーブンで焼いてセミドライ風。

パッサテッリも作ってくれた。パルミジャーノ、パン粉をこねてしぼりだしてブロードで茹でるこのあたりの料理。小麦粉は入っていない。毎回うまくいくのに、今回はパルミジャーノを倍入れてしまってくっついちゃう〜って。

友達の庭でとれたレモンとミカンの皮のすりおろしとコショウ、庭のフィノッキオなどちらして。ちょっとごろごろしてたけど美味しかったよ。

それに私たち的にボローニャトップのピッツェリア、ベルベレのシェフに教わった24時間発酵の生地を使ったピッツァマルゲリータ。生地が甘いの。わたしもパンを作るときは乾燥ビール酵母を使って長時間発酵させている。今度はピッツァもやってみよう。
これ、覗き込んでいるのは床を掃除するモップとバケツ、

のモップに住み込んだトカゲの一家!ここで冬を越したのか、寝ぼけてパニックで干物みたいにそっくりかえって固まったママとまだ寝ている子どもたちがうようよ!(゚o゚ 起してごめんね〜

アンドレアは先月サッカーをしていてアキレス腱を切って「ハイジのおじいさん(というかクララ)」状態。「明日はおじいさんを海に連れてってあげるの」だそう。三寒四温、また寒くなっているので風邪ひかないでね〜

こっちで電車に乗るのは5、6年ぶり。ボローニャの駅が改装されて初めて行ったけど、地下3階だかのプラットフォームはすぐ見つかったし、新しい高速電車イタロは噂どおりきれいでwi-fi完備、ほぼ定刻で快適だった。
一時間半で(帰りは1時間ちょい。)ミラノはポルタガリバルディ駅へ到着。

このあたり、再開発がすすんで高層ビルがぼこぼこ建設真っ最中。
用事はささっと終わったので移動中に調べた展示を見に、ブレラにあるアッカデミア(美大)へ。

ランチタイムで学生がたくさんうろうろ。中国人の多いこと多いこと!学芸員の立ち話で今年は2000人の中国人が在籍だって。そんな時代なんだわー。
中庭を通って左の廊下をすすんだ左側の長い階段を登ると、すてきな雰囲気の図書館が。

ここで、もうすぐ開催「食」がテーマのミラノエキスポにオマージュするイラストの展示開催中。

この図書館自体がミュージアムのよう。


こんな書籍にかこまれてるだけでインスピレーションわいてくる。

銅版画、いつかやってみたい。

イタリア人アーティストの作品を中心に

ノルウェー

日本のアーティストの作品も。

階下に降りて、ふたたび石膏や版画のアトリエをのぞきながら歩く。懐かしい美大生活を思い出す。(´u`)..
裏出口はボタニカルガーデンに続いていた。

ミラノサローネのオフイベントThe Garden of Wonders展が引き続き開催中だった。ラッキー!

この展示がまた面白かった。ストーリーある香水をいろいろ体験。

「守りの水」は〈苦いハーブ、酸、スパイス。これらのエッセンスが賢人を守る〉そう。

欲しいリスト入りした香りのひとつ。
この庭では香りがテーマの展示がもうひとつ。


8人のセレブデザイナーが香水ブランドにインスパイアされたインスタレーション。


売れ売れのnendoに

大好きハイメ・アヨンなど。

サローネ中は来れなかったけどすこーしでも空気を味わえてよかった。
森のうちの庭のヒントももらった。


それからモスコヴァあたりをうろうろしてポルタガリバルディへ。
ポルタ手前で見おぼえある作品が・・・

すっかり忘れてた、サローネオフで作品貸してたんだった。でもなんと名前間違ってる。ありえなーい!
で記憶から消してたのか。6日間だけだしオンラインでは正しい表記だから修正なしって言われたんだった。でもまだあるけど??・・さっさといわねば。
ポルタにはEatalyが。

ボローニャのは超小規模だけどここはトリノ並み。楽しい〜
もちろん10 Corso Comoにも。

ここのロゴから何から何まで手がけるカリスマアーティストの個展もやっていた。

ハンギングガーデン。なかなか面白い。

屋上のガーデンも彼の作品だらけ。

ここからガリバルディ駅まわりの再開発は劇的。エキスポ効果かね。その後工事中の建物が放棄されないといいけど。(ありがち。)

階下の書店をぐるりして駅へ。4時間の滞在満喫。ちなみにイタロは水木、それに同日で往復するとスペシャルプライス。わたしは往復41ユーロだった。一人で来るなら絶対電車が楽&早&安。今度はどこに行こうかな♪
留守にする前から平日はパオロがランチ(パスタ)を担当するように。留守中は掃除(3日おきっていったけどたぶん週1)、洗濯(生まれて初めてだって)、皿洗い(いちばん嫌い)もこなしていたそうだけど、帰ってきてからも食後私の手が空いていないとお皿を洗う(こともある)ように。これは大進歩。褒め褒め続けてもらおう。

本日のパオロのパスタはちょっとスペシャルなトマトソースとペペロンチーノが効いたスパゲティ。シンプルでおいしい。子どもたちがいると辛いのは作らないので大人だけだと苦いとか辛い料理が多い。
パスタを食べたあと私がささっとサラダを作る。ヴァレリアーナやチコリににんじんをじゃじゃっとおろして子ネギみじん切りをちらし、擦った麻の実、レモン汁、しょうゆにEVオリーブオイル。これに手作り全粒粉パン、パルミジャーノやペコリーノで満足ランチの出来上がり。
新しい習慣、ずっと続きますように!