ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
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2009-2010 年越し私の場合 (前半)

イタリアの大晦日~元旦は、友達同士で羽目をはずしてすごすのがお決まり。
誰とどこで過ごそうかな~と迷っていたところ、
いつものバールのマスター マウリッツィオに
「決まってないならうちにおいで」といわれた。
マウリの自宅の食事に招待されたバールの常連なんて、いまだかつていただろうか。
これはちょっとちょっと面白そう!と、ずうずうしくもお邪魔することに。
(みんなには「mitica(神話的)!!」といわれた)

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20:45、時刻ぴったりにお邪魔すると
案の定一番乗り。

いつもベースボールキャップと
ロンドン柄のエプロン姿なマウリ、
今日は正装気味。
自慢のスプリッツをふるまって、
アペリティーヴォ。

追って、次々ゲストが登場。
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と、外ではパパパパパンッと爆竹の音。
近所の若者が派手にやってるのねぇ、と思っていると、
「ぼくがやったんだ」とマウリ。

まさかねぇ、と思っていると、キッチンへ手まねき。
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・・ホントにマウリの仕業だった!

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しかも大量にある!!
いたずらな笑みを浮かべながら爆竹をじゃんじゃん窓から放り投げるマウリを見ながら、
ナポリ出身の友達が、爆竹だけでなくいろんなものが窓から降ってくるから
大晦日は危なくて外に出られない!といっていたのを思い出した。

アペリティーヴォ中、家のなかを案内してもらった。

この家、どこもかしこもクリスマス尽くし。
入ってすぐの巨大なクリスマスツリーには、各国で買い集めてきたオーナメントが。
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ドイツ、アメリカ、デンマーク、トルコ、中国・・・オリンピックみたい。
                                      タワシのトナカイにはやられた!

いちばんの目玉は、超本格派プレゼピオ。
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イタリア(特に南イタリア)の
クリスマスに欠かせないもので、
キリスト降誕の場を表現した模型のこと。
12月8日くらいから、翌年1月6日の
エピファニアとよばれるお祭りまで
飾られる。

その規模は様々で、教会に飾られる
大きなものから、家庭で作る
箱庭的なものもある。
共通しているのは、ベイビーキリストは
12月25日になってから登場すること。


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マウリのプレゼピオは、
家庭のそれの域を超えている。
手作りの洞窟には水が流れ、
照明も実に凝っている。

マダムがクリスマスツリーを準備
している間にマウリはプレゼピオを
準備するそう。

夫婦共通の趣味でよかったネ、と心底思う。

21時もとっくにまわり、テーブルへ。
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プレゼンテーションプレートの上には、
新年のお祝いに欠かせないヤドリギが。
日本の門松的な意味も持つヤドリギは、家の入り口に飾って運を呼び込む縁起もの。
チョコレートでできたコーヒーカップもかわいい!

マダムのオルフェアが、小エビのサラダやカナッペをもってテーブルをまわる。
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小エビサラダの見事なたまねぎみじん切りは、
「たまねぎを切らせたら世界一!」のマウリが担当したそう。
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みんなが話しに夢中のあいだ、 勧められるがままに後先考えずもう一ラウンドおかわり。

プリモには、パスタのオーブン焼き、パスタ・アル・フォルノ。a0142810_131588.jpg

ナポリなど南イタリアの郷土料理で、
トマトソースのパスタとモッツァレラを型に入れ、オーブンで焼いたもの。
ボローニャだったら今夜はラザニア、というところ、なぜ?と思いきや、
オルフェアのママはナポリ人だと判明して、納得。

セコンド、一皿目はローストターキー。
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切り分けるマウリのエプロンは、
サンタ柄。
しかも、鼻の部分を押すと、
“ho ho ho~”と笑い声が。
サービス精神旺盛すぎ。


ターキーの付け合せには、ポテトのオーブン焼き。
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プルーンとスパイスがたくさんのソースには、隠し味にしょうゆも入っている。
ミンチの詰め物の味付けもといい、ちょっとなつかしい味がした。

セコンド2品目は、ザンポーネのレンズ豆添え。
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ザンポーネは、豚の足に豚の赤身肉、脂身、皮、香辛料を詰めたもの。
クリスマスに食べるコテキーノと同じような材料だけど、
違いはコテキーノが豚の腸詰なのに対し、ザンポーネは足に詰めていること。
この時期よく肉サラミ屋には、足がたくさんぶらさがっていて、ちょっとギョっとする。

足?
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←足、です。

ちなみにレンズ豆はお金を意味し、
富裕な新年を願う縁起かつぎの一皿。


ここでしばしブレイク。
自慢のクリスマス飾りを再び拝見。
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3階建てのサンタのミニハウスには、各部屋にミニサンタが。
テラスの外にはトナカイが横付け。
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こちらは巨大サンタ。マントの下には町並みが。
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雪化粧した小さな町は、光につつまれていた。


バスルームから帰ってきたマリア=テレーザが、
「小さな家だかお城だかが飾られている!と思ったらちがったの!」
というので、何かと思ってのぞきにいってみた。

a0142810_2144025.jpgどこもかしこも
クリスマス尽くし。

バスタブのなかにもデコレーション?
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よくよく見ると、ろうそく?というか、花火??

不可解なままテーブルへ戻ると、ドルチェタイムになっていた。
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ボローニャ近郊のクリスマスケーキ、パンフォルテに、チョコレート、ナッツ...
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ついつい食べて、ついつい飲んでしまう。

気づけば、あと3分で年が明けるらしい!
テレビをつけて、シャンパンもスタンバイ。
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3、2、1・・・ AUGURI!!!

このボトル、巨大クラッカーでした。

みんなにキスをして(3回)、新年はじめての乾杯をしたら、テラスに移動。
バスタブに並んでいたのは、やっぱり花火だった!
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ショータイムスタート!
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ど派手な音を鳴り響かせる花火、中庭に面した向こう側の窓からは
ギャラリーが顔をのぞかしていた。
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マウリのバールの常連カップル。
満足気なマウリ。
このオヤジ、かなりアブナイ・・・

ショーの後は、再びテーブルへ。
新年縁起かつぎで、パルミジャーノ、デーツ、ブドウなどを食べさせられる。
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ちなみに新年縁起かつぎ
ものが多いイタリア、
レンズ豆のほか、
一年の最初の会話は
異性と交わす、
おろしたての赤い下着を
身に着ける、
などいろいろある。

(グラスの中身はグラッパ)



ひととおり縁起かつぎをしたところで、ゲームタイム。
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トンボラというビンゴゲームで、カードを1枚50セントで買い、
はやくカードが埋まった人が勝ち。

ふと見ると、目の前のサンドロ、めがねをダブルでかけてがんばっていた。a0142810_258524.jpg


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わたしはこういうゲームに
勝ったためしがない。
クジ運もぜんぜんナシ。
ためしに4枚買ってみたけど、
みごとにビリ。

でもぜんぜんいいんだ。
クジ運がなくったって、
私にはいつもガッチリ幸運が
見方してくれていると信じている。



2010年も、たくさん幸せな出会い
があるにちがいない!
今年もたくさん笑顔でいられますように。
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by grazia_chizu | 2010-01-01 22:46 | day 2 day