ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
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バーニャカウダ祭り

ピエモンテの郷土料理バーニャカウダの会にさそわれ、
ボローニャから鈍行で3時間+車で30分ほど、
アスティーにあるワイナリーへ、おなかスキスキで乗り込んだ。

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その歴史は1887年にさかのぼるワイナリー、ブレマ。
評価も高く、度々賞も受賞。
ピエモンテの星つきレストランでも扱われている。
毎年この時期、お得意先のレストランや関係者を呼び
バーニャカウダの会を開いているそう。

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主催者は、ワイナリーのオーナー、
カルロ。
田舎パンの達人でもある。



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ゲストは今年のワインを囲んでアペリティーヴォをしてから
テーブルへ移動。



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エプロンをしたら、気分も高まる。


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オーブンからは、パンにつつまれた
大きなかたまりが登場。
プロシュットのパン包み焼き、
プロシュットコット。
塩味が丸くなり、やさしい味。
焼きたてははじめて食べたけど、
格別においしい。


いよいよ、バーニャカウダの登場。
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バーニャカウダは、にんにく、塩漬けイワシ、オリーブオイルのシンプルなソース。
にんにくは牛乳で数回煮こぼし、骨をぬいたイワシとともにつぶしてオリーブオイルでのばし、
テラコッタの器で卓上でゆっくりあたためながら、好きな野菜をディップしていただく。

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アレッサンドリアの一ツ星レストラン
ラ・フェルマータのシェフ、リカルドは、
野菜をそのまま入れてズッパ状態に。
たいていのイタリア料理とおなじく、
もともとこれも貧しい農民の料理。
昔はにんにくは生をきざんで
使っていたそう。
(しかもアンチョビ1:にんにく1!)
レシピは家庭ごとに違うけど、ここのは
「本当においしい」とリカルドも太鼓判。



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このソース、最後には生卵を落しいれ、
卵とじにしてのこさずいただくのが習慣。



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もうこれで満腹!だったけど、
去年はこのあとパスタに肉料理と続いて
相当ヤバかったと聞いていた。
ドキドキしながら待っていると、
肉のあちこちの部位の煮込み、
ボッリートミストを作った
ブロード(スープ)が登場。



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ボッリートミストには、マスタードやモスタルダなど、ソースをつけて。
この郷土料理は最近レストランではそうそうお目にかかれなくなっているので貴重な体験。
味の濃いものをたっぷり食べたあとだし、ブロードにうまみはぜんぶ出ている肉は、
味が抜けているよう。

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ワインは尽きることはない。
みんなよく飲み、ますますにぎやかに。
ウンベルトはオーナーのジュニア。
UMBERTOのエチケットのワインも登場。

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と、あちらのほうからチーズが登場。
ひつじのチーズは、
この地域のもの。
満腹の満腹でも、
やっぱりおいしい!



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デザートは洋ナシの
ワイン煮込み。
オレンジピールや
クローブの香り。
もちろん、これも
ペロリ。



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壁には格言が:
“ワインを飲まないものには、
 神は水をも与えない”
 (=ワインを飲まないものは、
 のどの渇きで苦しむしかない?!)
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by grazia_chizu | 2009-12-01 12:00 | buono!