何カ月ぶりにボローニャで過ごす日曜日。昨日に引き続き今日も気ままにアート巡り。

正午すぎ、MAMboのカフェでべべと合流、サーモンサンド片手に新聞を斜め読み。
現代日本特集で恵方巻きのことも書いてあった。そうかもうすぐ節分だ。
カフェのあとは気になる展示をしているところを自転車ではしご。
なかでもよかったところを覚え書きで。
ボローニャのグラフィックや建築系の人は必ずお世話になった印刷所(だけではない)エリオス。1966年創業、残念ながら6月に閉店になった。創業者で彫刻家ジュリオ・ジュリアーニは、なんとドライブイン印刷所を作ってしまった。
車で入って小窓からプロジェクトをドロップインして駐車場に入ると青焼にしてくれてそのままドライブアウトとか、超モダンな発想。もちろん店内でプロジェクトに相談をすることもできた。このシステムは15年間続いたそう。
工事はパオロのお父さんの会社が担っていたと聞いていた。
巨大な彫刻のモデル。こんな彫刻が置かれたジュリオの田舎のヴィラでは夏にコンサートが行われるそう。是非行ってみたい。
こちゅらも同じ時代の建物。設計はカルロ・スカルパ。
すてきなおもちゃ屋さんが入っていたけど昨年閉店。店内には泉があったり彫刻的な柱があったり遊び心いっぱい。
お金を投げるべべ。笑
今度はどんな店舗が入るだろう。
最後のメモは、光の魔術師マリオ・ナンニの光のミュージアム邸宅。
中庭には天までとどく詩のはしごに、"浄化"の作品。
これは光のロープが生き物が呼吸するかのようにゆっくり点灯したり消えたりする作品。
1700年代築の邸宅もすばらしい。
小さなキッチンではスタッフ手作りのケーキやビスケットにカフェも振る舞われた。真鍮のシンクもいい。
住居は上階にあって、大きなキッチンは木張りだそう。それはそれは素敵だろうなぁ。
こうしてホンモノにうっとりしていること、ゆまみうはサンタルカンジェロから森に遊びにきたヴェロニカの弟ジャンマリアと思いっきり遊び、夕方には映画館にいた。スピルバーグ監督のやさしい巨人の映画。いまではわたしが夜出かけるとかいちにちいないとかって日を心待ちにしている。映画やトラットリアでポイント稼ぐパオロ。いいじゃぁないですか。