今年30年目になる映画の祭典、Il Cinema Ritrovatoは今日から開催。その夜、マッジョーレ広場で夏中ある星空映画館では、チャップリンの名作「モダンタイムズ」の上映があり、ぜいたくにもBGMは先日リハーサルを見てきたボローニャ市立オーケストラの生演奏だった。
こんな日は星空映画館の席はあっという間に埋まってしまう。ラッキーなことに今年も主催のチネテカで活躍するチェチリアからパスをもらったので、21:45の開演少し前でも前の方の席につくことができた。
観客7000人のなか上映されたチネテカが修復したモダンタイムズと、オーケストラの生演奏は、ただただ素晴らしかった。指揮者でコンポーザーのティムは、質の悪かったオリジナルの音声を2年間聴きまくり、様々な資料を読み、楽譜に仕立て上げたそう。(楽譜残ってなかったんだろうな。)
チャップリンで育ったティムとチェチリアの一人息子セバスティアーノは、4才にしてチャップリンを愛してやまない通な子。
年中世界を飛び回っているママもパパも、この時期は特に大忙しだけど、2人の愛情をたっくさん受けてマイウェイですくすく育っているセバスティアーノ。勝手に応援していたりする。