滝のちヤギ
2013年 08月 07日
やがてはローヌ河やライン河といった大河へとなって流れていく。
ヨーロッパの水源ともいうべきスイスには
たくさんの美しい滝がある。
谷間をドライブしていくつもの滝を車窓に見たけれど、
この滝は格別迫力があった。
アルプスにむかってのびるヴァッレマッジアValle Maggiaにある
フォロッリョFologlioの滝は、高さ80m。
小川にそった小道を30分も歩けば滝壺に行ける。
滝をのぞむ絶好のポジションにあるレストラン。
この近辺で作られるサラミやチーズと
そば粉のパスタのチーズがけなど。
スイスのレストラン、いわゆる「食堂」
(グロットGrotto、オステリアと同じ意味)のメニューは
どこもほぼ一緒だった。
(そして高い!)
そしてどこにもボロネーゼのスパゲッティ
(ボローニャでは存在しない呼び方。ミートソースのスパゲッティ。)があった。
いい食材もあるのに食文化には乏しいようで残念。
ドイツ、フランスもどこにいっても同じようなメニュー。
そのてんイタリアはどこにっても特徴的なメニューがあって面白い。
レストランを出ると奥に続く小さな村を散歩。
ながらく放置された村で、10年ほど前に修復がなされ、
いまでは人がもどってきた。
階段だらけで車も自転車も入れない。
子どもたちは駆け回り放題。
湿度から家を守るためにこんな構造。
柱と土台の間に丸い石がはさまれていてネズミ返しみたい。
昔のままにとても上手に修復されている。
村の保存がうまくいった例。
残念ながら反対の例もたくさんある。
ユリアの家のまわりは景観を無視した建物がどんどん建っている。
マフィアっぽい知事のせい。
環境問題にはとても敏感なのに残念。景観だって環境の要素なのに。
大粒の雨がときどき落ちて来るので滝壺までいくのはあきらめ、
ユリアの家の裏山にある友達の農場へ。
ここには無人売店があって、自分で選んで自分で払い、
おつりはおつり箱から自分で取る、
完全セルフサービス。
ヤギやニワトリは小屋にいたり外にいたり、出入り自由。
近所にあったら毎日きたい。