人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

滝のちヤギ

アルプスからうまれる清冽な水は、いくつもの小川となり、
やがてはローヌ河やライン河といった大河へとなって流れていく。

ヨーロッパの水源ともいうべきスイスには
たくさんの美しい滝がある。

谷間をドライブしていくつもの滝を車窓に見たけれど、
この滝は格別迫力があった。
滝のちヤギ_a0142810_1434466.jpg

アルプスにむかってのびるヴァッレマッジアValle Maggiaにある
フォロッリョFologlioの滝は、高さ80m。
小川にそった小道を30分も歩けば滝壺に行ける。
滝のちヤギ_a0142810_1463562.jpg

滝をのぞむ絶好のポジションにあるレストラン。
滝のちヤギ_a0142810_14364716.jpg

この近辺で作られるサラミやチーズと
そば粉のパスタのチーズがけなど。
滝のちヤギ_a0142810_1463296.jpg


滝のちヤギ_a0142810_1462051.jpg

スイスのレストラン、いわゆる「食堂」
(グロットGrotto、オステリアと同じ意味)のメニューは
どこもほぼ一緒だった。
(そして高い!)
そしてどこにもボロネーゼのスパゲッティ
(ボローニャでは存在しない呼び方。ミートソースのスパゲッティ。)があった。
いい食材もあるのに食文化には乏しいようで残念。
ドイツ、フランスもどこにいっても同じようなメニュー。
そのてんイタリアはどこにっても特徴的なメニューがあって面白い。

レストランを出ると奥に続く小さな村を散歩。
滝のちヤギ_a0142810_13582518.jpg

ながらく放置された村で、10年ほど前に修復がなされ、
いまでは人がもどってきた。
滝のちヤギ_a0142810_13583089.jpg

階段だらけで車も自転車も入れない。
子どもたちは駆け回り放題。
滝のちヤギ_a0142810_13585310.jpg

湿度から家を守るためにこんな構造。
柱と土台の間に丸い石がはさまれていてネズミ返しみたい。
滝のちヤギ_a0142810_13583422.jpg

昔のままにとても上手に修復されている。
村の保存がうまくいった例。
残念ながら反対の例もたくさんある。
ユリアの家のまわりは景観を無視した建物がどんどん建っている。
マフィアっぽい知事のせい。
環境問題にはとても敏感なのに残念。景観だって環境の要素なのに。


大粒の雨がときどき落ちて来るので滝壺までいくのはあきらめ、
ユリアの家の裏山にある友達の農場へ。
滝のちヤギ_a0142810_13584489.jpg

ここには無人売店があって、自分で選んで自分で払い、
おつりはおつり箱から自分で取る、
完全セルフサービス。
滝のちヤギ_a0142810_13583855.jpg


滝のちヤギ_a0142810_13584068.jpg

ヤギやニワトリは小屋にいたり外にいたり、出入り自由。
近所にあったら毎日きたい。
by grazia_chizu | 2013-08-07 23:57 | day 2 day