ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
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コロンナータ、大理石とラルドの村

美味しいものには目がありません。
ラルドで有名なコロンナータを目指して
大理石の山を走った。
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ボッカ・ディ・マグラから雪をかぶったように白く見える山。
採石場のほうにJeepで乗り込むと、
草木も大理石の粉をかぶってあたり一面真っ白。
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斜面を切り出しているところもあれば、
掘り出しているところもある。
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手で掘ったかのようにボコボコした側面の大理石のトンネルや
山々をつなぐローマ時代の橋など。
ミケランジェロもこの山に大理石を求めに通ったとか。
ちょっとぞくぞく。
次回は採掘場見学にも行ってみたい。

この山の斜面にあるちいさな村、コロンナータ。
人口350人ほどの村で、真ん中にある教会の前の小さな広場には
大理石の山をバックに昔の大理石採石場の様子が彫られた彫刻が。
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ダイナマイトで切り崩して何トンもある石を人力と牛を使って運んでいたとか。
危険で気の遠くなる作業。
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この村の名前がグルメの間でよく知られているのは、
大理石の箱で寝かされたラルド、Lardo di Colonnataから。
お風呂大の大理石の箱にニンニクをすりつけ、
塩、コショウ、シナモン、セージ、ローズマリーなどの香草をすり込んだ
豚のラード(脂肪分)を敷き詰め、6ヶ月〜10ヶ月ほど寝かせたラルド。
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大理石によって一定の温度と湿度が保たれて熟成されたラルドは
余計な水分、脂肪分が抜けて、
甘みがあって口のなかでふわっととろける癖になる美味しさ。
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このお店のおじさん、おばさんは
60才以上ながらお肌つるつるのすべすべ。
ラルド効果かな。
(お腹も出てるけど。)

ラルド・ディ・コロンナータはIGP
(Indicazione Geografica Protetta=保護指定地域表示:)に指定されている商品。
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規定の期間寝かされたか、熟成の具合はどうかなど
厳しい検査を受けたものだけに
この赤いタグが付けられる。
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これが付いていないと、ここで作られたラルドであっても
本物のラルド・ディ・コロンナータではないかもしれないので要注意。

ちなみに材料のラルド(ラード)はどこからくるかというと、
パルマやシエナなど、他の町から。
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ラルドといえどもここで別物に変身して
世界中のハイレベルなレストランに届けられるのだ。
本場で味わうホンモノの味は格別!



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コロンナータはネコが多い村。
ネコが苦手な犬連れにはちょっと大変。
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by grazia_chizu | 2012-08-27 22:24 | buono!