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ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
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アントニアのパリジェンヌ風アトリエ

小物作家のアントニアに作品とアトリエの撮影をたのまれて、
近所にあるお宅&アトリエに。

アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_737216.jpg
ぐるぐる階段をあがって最上階。
窓をのぞくとボローニャらしい
赤レンガの屋根のパノラマが広がる。
ちいさなテラス、うらやましい。



アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_735364.jpg
アトリエは屋根裏に。
旅でみつけた布や糸、紙を
コラージュして作品にする
アントニア。
いくつも持っているトランクには
旅の思い出もたくさん
詰まっている。

糸や小さな素材は
フロシキにまとめている
日本好きのアントニア。



アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_7394994.jpg
アンティーク市や誰かの戸棚から
集められた布など。
こんなの見たら、ワクワクしちゃう。
「お母さんには『こんな古いもの
ばかり、捨てちゃいなさい!』
って今でも言われる」
と笑うアントニア。
私も似たようなもの。



アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_7435397.jpg
本から好きなフレーズを切り取り、
コラージュの材料に。
和バサミを使っている。
ちなみにパートナーは書店を営んでいる。
アントニア、読書は苦手らしい。
「彼は本を売って、私は本を
バラバラにするの。」


アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_74627.jpg
パリに何年か住んでいた
彼女の作品からは、
フランスの空気を感じる。
詩的な作品は私もファン。


布を使ったオブジェ。
アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_7475758.jpg

小鳥の作品には脚を作ってあげたことも。

アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_7502328.jpg
2歳になるジュニアのピエトロは
インスピレーションの源。
小さなときからピエトロには
フランス語で話しかけていたので、
すでにバイリンガル。
でも今は返事はイタリア語でしか
してくれないそう。



撮影を終えて、手作りチョコレートケーキを
ご馳走になりながらおしゃべり。
先日一時帰国したとき、お弁当箱や昆布だし、
ピエトロの練習箸などを頼まれた。
フランス語のOBENTO本を見せてもらいながら、
「これを見て、ピエトロもお弁当でごはんを食べたいっていうの。」
なつかしのタコソーセージをみながら、
お弁当という小宇宙の中にこめる愛情とファンタジーって
なかなか奥深い!と腕組み。

アントニアのパリジェンヌ風アトリエ_a0142810_753866.jpg
冷蔵庫にはフランス語の
コラージュ。
これも立派な作品になっている。
(右側にはラクダか馬のシルエット?)


by grazia_chizu | 2010-06-20 00:19 | amici / friends