アントニアのパリジェンヌ風アトリエ
2010年 06月 20日
近所にあるお宅&アトリエに。
ぐるぐる階段をあがって最上階。
窓をのぞくとボローニャらしい
赤レンガの屋根のパノラマが広がる。
ちいさなテラス、うらやましい。
アトリエは屋根裏に。
旅でみつけた布や糸、紙を
コラージュして作品にする
アントニア。
いくつも持っているトランクには
旅の思い出もたくさん
詰まっている。
糸や小さな素材は
フロシキにまとめている
日本好きのアントニア。
アンティーク市や誰かの戸棚から
集められた布など。
こんなの見たら、ワクワクしちゃう。
「お母さんには『こんな古いもの
ばかり、捨てちゃいなさい!』
って今でも言われる」
と笑うアントニア。
私も似たようなもの。
本から好きなフレーズを切り取り、
コラージュの材料に。
和バサミを使っている。
ちなみにパートナーは書店を営んでいる。
アントニア、読書は苦手らしい。
「彼は本を売って、私は本を
バラバラにするの。」
パリに何年か住んでいた
彼女の作品からは、
フランスの空気を感じる。
詩的な作品は私もファン。
布を使ったオブジェ。
小鳥の作品には脚を作ってあげたことも。
2歳になるジュニアのピエトロは
インスピレーションの源。
小さなときからピエトロには
フランス語で話しかけていたので、
すでにバイリンガル。
でも今は返事はイタリア語でしか
してくれないそう。
撮影を終えて、手作りチョコレートケーキを
ご馳走になりながらおしゃべり。
先日一時帰国したとき、お弁当箱や昆布だし、
ピエトロの練習箸などを頼まれた。
フランス語のOBENTO本を見せてもらいながら、
「これを見て、ピエトロもお弁当でごはんを食べたいっていうの。」
なつかしのタコソーセージをみながら、
お弁当という小宇宙の中にこめる愛情とファンタジーって
なかなか奥深い!と腕組み。
冷蔵庫にはフランス語の
コラージュ。
これも立派な作品になっている。
(右側にはラクダか馬のシルエット?)