ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
昨日の夜、ミサから帰ってきたら2時。
それから4時すぎまでおしゃべりをして夜更かし。
連日、製作に追われて3,4時間睡眠だったこともあり、
意識がもどったらもう11時半だった。


キッチンでは、マリーザがせっせと昼食の準備中。
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マッシュドポテト!早速じゃがいもの皮むきを手伝う。

正午過ぎ、マリーザのお姉さん、カルラが登場。
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先日息子夫婦&孫&息子のお舅との
パリ旅行珍道中を再現中。

メトロ財布スリ事件を、
劇場風に。
(しかも2度もあったそう)

”あんたが犯人でしょう!
 どこに隠したの、
 早くだしなさいっ!!”

と、犯人らしき女性をメトロから引き摺り下ろし、
体中はたきまわした再現シーンには、息をのんだ。
というか笑った。
(再現ではマリーザが代役ではたかれる。)
ちなみにその人は持っていなかったらしい。

今日のプリモは、ブロードにうかべたトルテッリーニ。
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ゆでる前

a0142810_10431689.jpgゆでた後

パルミジャーノは
欠かせない。

きのう食べたのがトルテッローニ=大きな詰め物パスタなら、
これは小さな詰め物パスタ。
”~ローニ”とつくのはLサイズ、”~イーニ”はSサイズを意味する。
(どちらも複数男性形の場合)

トルテッリーニはボローニャやモデナがあるエミリア・ロマーニャではどこでも作られるけれど、
レシピは各都市で異なる。
たとえば、ボローニャでは詰め物にモルタデッラを入れるところ、
30キロほどはなれたモデナでは、プロシュットを入れる。
実に奥深い世界なのだ。

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セコンドは、ブロードをとった
ミックス湯で肉ボッリートミストに、
豚のノド周辺の肉
&コラーゲンたっぷりの、
コテキーノ。
(断面が赤いもの)
モデナ近郊発祥の
コテキーノは、
豚肉(赤身&脂身)に、
スパイス(シナモン、
クローブ、ナツメグなど)、
赤ワインなどを混ぜて腸に詰め、
半乾燥させたもの。
これを時間をかけて
ゆっくり茹でて調理する。
付け合せには、ジャガイモの
ピュレ、もしくはレンズ豆を煮たもを。
クリスマスに欠かせない一品。



ボッリートミストは、鶏、牛、豚のさまざまな箇所の肉をゆでた(ボッリート)もの。
それに、緑のソース、サルサヴェルデや、モスタルダで味に変化をつけていただく。
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フルーツが青いうちに収穫し、唐辛子入りシロップにつけて作るモスタルダ。
ピリリとしていて、ちょっとハマる美味しさ。
「洋ナシがいい!」と真剣なサラ。

そしてドルチェ。
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手前のズコットは、トスカーナ発祥のスポンジケーキ。
ズコットとは神父がかぶる小さな帽子で、ドーム型ときまっている。
中にはナッツやチョコレートチップ、ラムがきいたクリームが。

その奥は、昨日もいただいたパン・ディ・ナターレ、
そしてその奥は、パン・ドーロ。
星型の型に入れて焼く、たまごとバターたっぷりの背高のケーキは
ヴェローナ発祥。
粉砂糖を降って、雪化粧をするのがお決まり。


さんざん食べて食べて食べたあとは、遅い昼寝をし、18時のミサへ。
私はモデナの街を散歩。

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この時期どこの街にもたつ
クリスマス市の近くには、
メリーゴーランド。


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ちょっとうっとり気分で帰ったら、
明日にそなえて今夜は小食にしておくことに。
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庭の柿は、半凍りでシャーベット状態。
ついつい手が伸び、3つも食べてしまった。
そして結局ドルチェまで...

クリスマス(新年も)が終わるまではダイエットはおあずけ。
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# by grazia_chizu | 2009-12-25 23:29 | day 2 day
カトリックの総本山、ヴァチカンがあるイタリアは、国民の90%がクリスチャン。
キリストの誕生前夜のイヴ(vigilie di natale)は「キリストの聖誕を待つ」という意味で、
伝統的には肉は明日までおあずけ。

なんだけど・・・
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しっかり食べちゃった!
作品も展示中のBottega Con Cucinaにて。
友達を招待してのランチにお邪魔、みんなで乾杯♪
a0142810_9245374.jpg壁には昨日の新聞。
このショップの名前もバッチリ登場。

ちなみにコック帽は、オーナーシェフ
ジャックへ届いたプレゼント。


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夜は、ルームメイト、サラのモデナの実家にお邪魔。

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クリスマスツリーの下には、
プレゼントが届いていた。
イタリアでは、クリスマスプレゼントは
ツリーの下にと決まっている。



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料理上手のママ、マリーザが、
キッチンで腕をふるっていた。

イヴは肉無し料理、の伝統にのっとり、
プリモはかぼちゃのトルテッローニ
(詰め物パスタ)。


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茹で上げたらたっぷりのバターと合えて
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いただきます!
甘みがあって、ナツメグがほんのり香っておいしい。

ちょうど訳1年前、マリーザにはほうれん草とリコッタのトルテッローニレッスンを受けたのだ。
今度はかぼちゃのリピエノ(詰め物)レシピも教えてもらおう!

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セコンドは、ウナギの酢漬けと
塩ダラのサラダ。
ウナギはいちど焼いてある。
どちらもけっこうクセもの。
好き嫌いが別れるだろう。
わたしはどっちも好きだった。
でもウナギはやっぱり
蒲焼がおいしぃな~
(あっでも白焼きもっ!!)



デザートには、パン・ディ・ナターレ、その名もクリスマスのパンという名のドルチェ。
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バター、ナッツ、ドライフルーツ、
フルーツの砂糖漬け、カカオ、チョコの
どっしりとしたケーキというか、パン。
それに、ブドウの濃縮しぼり汁
(というかソース)、
サバをハケで何度も塗り重ねる。

このパン、ボローニャでは、方言で
Pan Spziel(スペシャルパン)としても
知られる。


このあともフルーツやナッツやちょっと手がでてしまうものが
つぎつぎテーブルへ登場。
もうはちきれそう・・・


0時少し前になり、教会のミサへ出かける時間になり、
内心ホッとする。

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モデナの街は、イルミネーションもボローニャよりずっと凝っているようにみえる。
美術館も多く、オペラ座もあり、潤っているのだろう。
星や雪の結晶の投影は、刻一刻と変わっていき、見ていてあきない。

こちら、モデナの大聖堂、Duomo di Modena。ユネスコ世界遺産。
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建設は1099年に始められ、
ここにモデナの守護聖人サン・ジミニャーノが祀られています。
棺は新年にのみ開かれ、多くの参拝者が訪れるとか。
モデナ出身のテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティ氏の葬儀も
ここで行われた。

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ロマネスク様式の内装は見ごたえたっぷり。
おごそかな雰囲気のなか、ミサははじまった。

3年ぶりくらいのミサ、お説教は聞き取れる率が格段にあがり、
語学力の上達を一人で実感してちょっとにんまり。

それでもたっぷり1時間強、その間立ったまま。
最後の大コーラスまでのお説教中記憶が飛び、
何回も膝カックン寸前に。。


無事開放(!)され、サラと二人でお喋りしながらてくてく帰る。

水たまりにみつけた星。
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こうして、大晦日気分のクリスマスイブは明けた。
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# by grazia_chizu | 2009-12-24 23:18 | day 2 day