ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
トリノから北東へ37キロ、羊の群れを見守ったあとは
間違いなくピエモンテいちのショコラティエ&パティスリー、
Fabrizio Galla(ファブリッツィオ・ガッラ)へ。
a0142810_1936484.jpg

正真正銘、田舎にある。

a0142810_19304859.jpg
ファブリッツィオとは、昨年10月の
伊勢丹イタリアフェアで知り会った。
宝石のように美しいマロングラッセは
飛ぶように売れていた。

今年にはいってオープンしたばかりの
ファブリッツィオの城は、
両親が営むレストランの裏手にある。



a0142810_19311370.jpg

洗練されたショップは、ミラノやパリにあってもおかしくないくらい。
ファブリは34歳ながらチョコレートやケーキで世界中の賞を数々受賞している。
2007年には、パティスリーの世界大会、クープ・ドゥ・モンドに
イタリア代表選手として出場、ホールケーキで世界いちのケーキの賞を取った。

a0142810_19314844.jpg

ショーケースには、粒ぞろいの一口サイズのケーキがずらり。

a0142810_19321226.jpg

試食させてもらったなかで、この2種類が格別おいしかった。
カルヴァドスがきいたリンゴとアーモンドの軽い生地の、ナッシュヴィル(左)と、
カフェ風味のカラメルクリーム、ヘーゼルナッツのスポンジ、マスカルポーネクリームの
サブレ・アッラ・ヴァニリア(右)。

a0142810_19323738.jpg

チョコレートスプレッドも自信の一品。
味しかり、パッケージもセンスがいい。

a0142810_1933315.jpg

何を買っていこうかな、とショーケースをながらく覗き込んでいたら、
詰め合わせをプレゼントしてくれた。
なんてジェントルマン!

a0142810_19332830.jpg

中には小粒の美味がいっぱい。

a0142810_19334980.jpg

さらにリンゴのケーキも。
ダイスに切ったシャキシャキ感のあるリンゴに、アプリコットジャムの酸味。
生地のしっとりどっしり感もいい。
チョコレートの飾りの一工夫もさすが。

a0142810_19341461.jpg

さらにさらに、レストランのみんなにと、
クープ・ドゥ・モンドで世界一になったケーキ“ジェシカ”も持たせてくれた。
チョコレート70%のムース、ティラミスクリーム、
マンゴとパッションフルーツのカラメル、
ヒマラヤの赤い塩を効かせたヘーゼルナッツのカリカリの生地など
8層になっている。

ファブリは、すべての層を一度に食し、
そのマリアージュを楽しむことを大切に考えている。
東京でイデミ・スギノさんのケーキを食べて、とても関心していた。
さまざまなパーツで構成されたケーキは
フォークで切ってもばらばらにならず、一度に楽しめる。
これって、なかなか難しいこと。
ファブリがミニョン(一口サイズ)を提供しているのは
こんな理由もあるのかな。

それにしても、あの田舎であんなに洗練されたお菓子を生み出しているのにびっくりした。
まわりに何がある?ときくと、
「肉屋と散髪屋と、うちのレストラン。」
・・・・

保守的なイタリア人、自分の町や州から出ていく人は本当に少ない。
それが、この超田舎から出て、州、国を出て、世界レベルにまで上り詰めていくのは
そう簡単なことではない。
来年はサロン・ド・ショコラに出れるといいね。
[PR]
# by grazia_chizu | 2010-03-02 21:27 | amici / friends

羊の群

トリノの田舎道をドライブ。

ふと車窓にとびこんできたのは、羊の大群。
a0142810_1953187.jpg

車を降りて、近づいてみる。

a0142810_1972563.jpg

羊飼いに、牧羊犬。ロバも。
物語でみたような風景。

a0142810_1992023.jpg

ゆずだって、牧羊犬。(ナポリ生まれだけど。)
神妙なおももちで見守る。

a0142810_19111378.jpg
しばらく見入っていたら、
犬たちが群れのまわりを走り出した。

すると、群れは一気に動きだした。
あっ、こっちに来る!!



a0142810_19132281.jpg

道路を大行進。
停車して様子を眺めていた車は羊の群れに飲み込まれた。

a0142810_19152080.jpg

車の陰に身を隠して、行進を見守る。
ナウシカのオームの群れを思い出したりして。

それにしても、みんな似ている。クローン羊、なんて名前だったっけ…

a0142810_19211565.jpg
道路はみるみる白いフワフワで
埋め尽くされる。



a0142810_19231786.jpg

車は立ち往生。この先はポー川にかかる橋。

ピエモンテは言わずと知れたチーズの名産地。
羊のミルクを使ったチーズのバリエーションも多い。
こんな風景、ピエモンテ産羊のチーズを食べるときには
きっと思い出すに違いない。
[PR]
# by grazia_chizu | 2010-03-01 18:58 | day 2 day