ボローニャ在住、造形アーティスト小林千鶴のブログ。


by grazia_chizu
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昨年10月、伊勢丹新宿店の
イタリアフェアで、
ピッツァを売りに売っていた
アンドレアに会いに、
トリノのピッツェリア
Il Pensiero(イル・ペンシエロ)に。

アンドレアは、2007年マドリッドであった
ピッツァ大会のチャンピオンなのだ。



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このたび、パリである
ピッツァ大会に出場するにあたり、
星つきレストランとのコラボを目論み、
フェアで知り合った一ツ星、
ラ・フェルマータのテツに声をかけた。

今日は試作会。
(ゆずも見守る。)



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生地には大豆の粉を練りこんである。
大きいほうは普通の大きさ、
小さいほうは1/3。
今後レストランでも
デグスタシオン・ピッツァを
この大きさで出すことを思案中とか。



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この生地は1週間寝かしたもの。
普通の生地でも最低3日は寝かすそう。
このプロセスで、
おなかにたまらない
軽やかなピッツァができる。



アンドレアは学校でもピッツァを教えている。
でもナポリには行ったことがないそう。
ナポリのピッツァと自分のピッツァは
似て非なるものだとか。
(ナポリのピッツァ協会とは仲がよろしくないらしい。)

たしかに、アンドレアのピッツァはナポリピッツァ協会が定める規定には全くあっていない。
けれど、世界大会で問われるのは別のこと。

いままでピッツァはナポリでしか食べない!くらいに思っていた私。
目からうろこ。

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トッピングの材料いろいろ。

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オイルや酢いろいろ。
クルミオイルやアルガンオイル、
バローロのお酢や
ホワイトバルサミコなど
まずピッツェリアでは使われないものばかり。
これも(星つき)レストランとの
違い。



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カラスミはボラ、マグロ、カジキマグロの3種類を使い比べ。
香りがぜんぜん違って面白い。

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今回テツが考えてきたのは3種類。
それを微調整しながら、大会で勝負する
最高の1枚のピッツァに仕上げていく。
これは1/3の大きさ。

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うまくいったら、通常のサイズでトライ。
これはみんなが大絶賛だった、羊のリコッタ、バジルソース、ルッコラ、
プンタレッラ(苦味のある春の野菜)、いくら、カラスミ、スペシャルドレッシング、の
大会候補ナンバーワンのピッツァ。

アンドレアは、自慢の生地の上にテツが施すトッピングの組み合わせや
生地に乗せる順番など、感心しっぱなし。
「感動した!涙がでそうなくらい。」

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二人とも手ごたえありの
ピッツァができ、満足の試作会。
それぞれ課題を持ち帰る。

大会は一週間後。
エッフェル塔の下でバンザイしてきてね。
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by grazia_chizu | 2010-02-28 18:29 | buono!

ミラノ散歩

メガブランド街、モンテナポレオーネ界隈。
世界中からファッションヴィクティムが訪れるのだから、
店の顔となるウィンドーのディスプレーにも力が入っている。

さっと見て、いちばん好みだったのが、エルメス。
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銀座のエルメスのウィンドーも
いつも楽しみだった。
今回は童話がテーマ。
童話に登場する動物が
紙で立体的に表現されている。
となりには小話が。



カエルの王子様
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“…キスをしてくれるはずだった女の子のことを想い、
価値あるエルメスのブレスレットを選んだ”

長靴をはいたネコ
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“マダム・ネコは夫のプレゼントを喜び、驚いた。
いつものブーツではなく、素晴らしいエルメスの靴を選んだのだから”

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はす向かいあたりのモスキーノ(の隣のウィンドー)。
ATMからあふれだすドル札のインスタレーション。

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モンクレールはバラが咲き誇る白いプルオーバーが回転のインスタレーション。
一着ずつバラの咲き誇り具合がちがう。
足元には赤いバラの植木。

a0142810_8364184.jpgモンテナポレオーネにて、
おのぼりさん風にワンショット。
ゆずミラノデビュー。


ミラノにいく度に食べているといっても過言ではない
ロンバルディア郷土料理、揚げパンのパンツェロッティ。
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Luini(ルイーニ)はテイクアウトのみのスタンドで、リナシェンテのすぐ脇。
それにしても今日は大行列。
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ようやくありつけて、近くの広場でゆっくり食べようと思ったら、
先客でいっぱい。
みんな考えることは一緒。

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4種類買ったなかで、おいしかったのが
リコッタとほうれん草のパンツェロッティ。
プロシュットコットとモッツァレラのスタンダードな組み合わせも絶品。
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by grazia_chizu | 2010-02-28 13:26 | day 2 day
ファッションウィークのミラノ。
世界各国からジャーナリストやモード関係者が集まり、
各ブティックショールームでは2011年秋冬コレクションの展示会が行われた。

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モンテ・ナポレオーネ、FURLAショールーム。

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このシーズンの顔となる新作バッグとともに展示されているのは
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ワイヤーのバッグ。

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棚の中央、新作シューのとなりには
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ワイヤーの靴。
どちらも私作。

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こちらはトンボ。
ボローニャの若手デザイナーとコラボしたテキスタイルの柄になっているもの。

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幅60センチのトンボの羽には、柄をそのままワイヤーで再現。
ネコ、傘、トリなどさまざまなモチーフが。

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壁にはトナカイ。
白いので見えにくいけど、
評判は上々だったらしい。



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アートディレクターのファビオ(右)。
このあとNYでの展示会に旅立つ
ファビオ、
ワイヤーのバッグと靴がおさまる
紙のトランクをプレゼントしたら
大喜び。
グローブトロッターみたいに、
ネクタイを風になびかせてみせる。

左は社長のJr、マルコ。
二人で今度アトリエに
作品を注文しにくるそう。
(それまでに“アトリエ”に
仕立てなくては!)



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見た目もグローブ・トロッター風のバッグ。
これで作品が各国をまわると思うと楽しみ!
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by grazia_chizu | 2010-02-27 21:09 | art & design

レオ

いつものバー、マウリッツィオで本日2回目の朝食。
と、役者のレオがサンドイッチとワインでスナック中。

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先日なんだったか忘れたけど
女形で撮影をするといってたっけ。
眉もヒゲも剃っていなかったときは
ヘアスタイルだけヒットラー
みたいだった。



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指輪はアフガニスタンの女性が幸運を呼ぶとしてするもだとか。
長いツノを持つシカみたいな動物柄。
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by grazia_chizu | 2010-02-26 10:57 | amici / friends

Cesariで舌鼓

一年の半分は教会など歴史的建造物の修復を、
のこりの半分は世界中を自転車で旅するゴフに誘われて、
姉夫婦が営むレストランCesari(チェーザリ)へ。

Cesariは1955年からチェーザリファミリーで営まれてきたレストラン。
ゴフのお姉さんが嫁いで厨房に入り、ボローニャ料理に加えて
新鮮な魚介料理が大評判に。
各国のガイド本にも度々登場し、旅行者も多いけれど、
魚料理を目当てに地元の常連も多い。

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トマトのブルスケッタをつまみながら
近況報告。
話題の中心は、ゆず。
おいしいにおいがむんむんのレストラン、
テーブルの下から熱いまなざしを
送りつづける。


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ハーブとパン粉をまぶした
イワシのフリット。
レストランでは出さない料理、
でも新鮮なイワシは美味!


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プリプリの小ダコのサラダ。

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エビのグリル。
届いたときは生きていたとか。
添えられた生のアーティチョークサラダで春をかんじる。

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ホウボウのグリル。
これも仕入れたときは生きていたとか。
どの料理も火入加減がばっちり。
野菜もくたくたにして食べるイタリア人に
日本人好みの火入れで提供していて、
えらい!


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ゴフ、郊外に大きな家を買って、
数年がかりで修復している。
もう2ヶ月ほどで仕上がる予定らしく、
風見鶏ならぬ風見クジラを依頼された。


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チョコレートマニアのゴフに、お姉さんは自慢のチョコレートムースをふるまう。
こだわりの75%カカオのチョコにはクリームを使わず、それでも軽く仕上げてある。

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お茶菓子、中央手前はトウモロコシ粉とアーモンドを使ったマントヴァの郷土菓子
スブリゾローナ。カリカリしていてとっても好み。

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ゴフの10歳年上で同じ誕生日のお姉さん、イレーネは、
来週から一人旅でエジプトにいくそう。
60歳を超えても超アクティブ。
オーナーで主人のパオリーノも世界の料理とお酒にくわしい。
この二人、10代からのカップル。いまでもスーパー仲良し!

春先にはウェブサイトの日本語版を作ってあげる予定。
料理はもちろん、気さくであったかい二人のいるCesari、
ボローニャのおすすめレストランとして是非紹介したい。

>>過去の投稿 2009年7月 ウェブサイト用に料理を撮影(&試食♪)

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Ristorante Da Cesari
Via de'Carbonesi, 8 Bologna
tel. +39 051 237710
月-土 12:30-14:30 19:00-23:00
日曜定休
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by grazia_chizu | 2010-02-25 22:29 | bar & ristorante
先日のウェディングイベント、A Perfect Dayに
出展者としてきていたジュエリー作家のアンドレア。
ジュエリーを飾るマネキンの相談をされ、
アトリエにお邪魔した。

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ボローニャのおへそ、マッジョーレ広場から目と鼻の先にある工房、
お父さんの代から、かれこれ30年はここにあるとか。
内装はアンドレアがすべて手がけた。
壁は一面黒板。メモがインテリアになっている。


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毎年アート的作品を
1品は作るそう。
今年はペンギンリング。


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去年はクモリング。
つけるとなかなかのインパクト!


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シャイなアンドレア、テレながらも快く撮影に応じてくれた。
かつては4人で作業していたこのアトリエ、
いまでは一人、それでも工具が増えて手狭になったとか。

今年はジュエリー製作も再スタートしたかったので、
近所にすべてが揃っているアトリエが見つかって
ひとりにんまり。
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by grazia_chizu | 2010-02-23 09:46 | amici / friends

ステファノにおねがい

ステファノの家でアペリティーヴォ。
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シーフードサラダに、
魚(何かは忘れた)の酢漬け。
ちなみにクリスマスには
ウナギの酢漬けが食べられる。



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ステファノの相棒、ビリッロ12歳。
巨体のビリッロに、小さなゆずがちょっかいを出す様子は
さながらヒツジを追い込む練習中。
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ステファノ。
一軒家だし、広い庭もあるので
長期留守をするときには
ゆずを預けようと思っているけど、
食べ物与えすぎだぞ!
帰ってきたらビリッロ
(とステファノ)並みの
ヘビー級になってたら大変!

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スリムでお願いします。
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by grazia_chizu | 2010-02-18 09:24 | amici / friends

小さな新作いろいろ

フレンチアンティーク、ファブリック、テーブルウェアなど
セレクトに定評があるインテリア雑貨ショップ、Camera Con Vista
春先にむけて、オーナメントを作った。

ヴィンテージの布を縫い合わせた気球はアンティークのお菓子の型を使ったキャンドルホルダー。



こちらもヴィンテージの布を使った塔。
雲といっしょに空たかく。



巣型のキャンドルホルダー。
細いキャンドルは
Camer Con Vistaの
人気商品のひとつ。



教会オブジェは名前入り。



アモーレの季節。
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by grazia_chizu | 2010-02-15 08:17 | art & design

A Perfect Day (後半)

ウェディングフェア、1、2Fの会場にはケータリングやウェディングドレス、
プランナーなどのブースが。
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どのブースもモロッコ風?の
カーテンで仕切られていて、
通常創造するフェアとは違っていて
感心。


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パッケージの提案。

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ケータリングの提案。
フードのプレゼンテーションは
あえてせず、
長いハシゴと鏡を使った演出が
面白い。


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会場ではライブの音楽も。
心地いい太陽のした、生演奏が楽しめるガーデンパーティー、悪くない。

1Fの会場と隣接しているレストランで、ブランチ。
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クロワッサンやパン・オ・ショコラ、
パンケーキ、チーズの盛り合わせ、
そして豚のロースト、パンナコッタまで。
充実の内容。

ホテル朝食&ブランチ好きが、
ふとよみがえった。
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by grazia_chizu | 2010-02-14 16:51 | art & design

A Perfect Day (前半)

イタリアでは毎日誰かしら聖人の日になっている。
今日はサン・ヴァレンティーノの日。
“愛し合う人たちの日”でもあるこの日(とはいえ、女性が男性にチョコレート、という習慣はない)、
ボローニャの4ツ星ホテル、I Portici(イ・ポルティチ)でウェディングフェアが開催された。

その名もA Perfect Day。
招待券を持っていた友達と潜入。
真っ先に、地下のCamera Con Vistaのブースへ。

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ドーム型の高い天井の空間には、
クールでロマンチックな世界が。


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ドレスの袖には、
パティスリーで使われる
レースのナプキンが。


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フレンチアンティークを扱う
Camera Con Vista、
フローリストのGrazie dei Fiori
とのコラボ。


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壁にもコケやシックなブーケが。


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この教会のオブジェは
私が作ったもの。


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実はここ、もと製氷室だった。
空間は透明なフロアで仕切られている。


見下ろすと、一面に土が敷かれ、劇場的空間が広がっている。
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ディスプレーを担当したCamera Con Vistaのレベッカに
“オフィシャルフォトグラファー”N0.2を指名され、
特別に地下の空間へ。
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グリーンを多様したフラワーアレンジは
まさにツボ。
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ウェディングほか、ランウェイや各種プレゼンテーションの演出でも売れっ子の
レベッカのセンスに脱帽。
3月には一緒にイベントを行う予定。
楽しみ!
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by grazia_chizu | 2010-02-14 15:13 | art & design